西日本一の高さとなった「あべのハルカス」を見上げながら、
近鉄南大阪線で上ノ太子へ。大阪の繁華街から電車で30分、
車窓からの風景は建物から、デラウェアのブドウ畑へと変わっていきます。

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さんさんと降り注ぐ太陽から匿ってくれるものはなにもない上ノ太子駅前。
熱を帯びた草木が発する夏の農地独特の匂いに心地よさを覚えながら、
駅から歩くことわずか5分、飛鳥ワインを訪れました。

この日は心斎橋「キッチン和」のヨシノリさんと大淀中「つばめいろ」のスタッフさんたちを含めた
7名で訪問。こんな近くにワイナリーがあること自体に驚かれていました。
(僕も最初はビックリしました。東京でいうと新宿に住んでて上石神井にワイナリー?みたいな感覚)

ワイナリーでは仲村ご夫妻に迎えていただき、さっそく工場見学へ。
ブドウをつぶして果汁を圧搾する機械、そしてそれを発酵させる容器、
さらには昔ながらの機械も置いてあったりして歴史を感じさせてくれます。

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貯蔵タンク室。以前は大きなタンクばかりだったのが、小さな容器を増やしたとのこと。
いろんな品種を試験醸造されてるらしく楽しみです。

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傍らにはルミュアージュ(瓶を動かして澱を瓶口に集めること)やデゴルジュマン(澱抜き)
の道具も置いてあり、仲村社長が身振り手振りで説明してくださいます。

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デラウェアによる辛口スパークリングも好評だったのですが、今度はシャルドネで
造るとのこと。こちらも楽しみ!

続きはこちらからどうぞ。
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by kokusan_fujimaru | 2012-07-16 17:09 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

大阪のブドウ畑

収穫の秋。一年のなかでもっとも忙しく、活気づくこの時期に、
大阪のワイナリーとブドウ畑をまわる機会をいただきました。

台風一過、秋雨がシトシト降り続くなか、まずは羽曳野市にある
飛鳥ワインへ。7月にワインツーリズムで来たときはあまりの暑さに
水とタオルが手放せませんでしたが、ひんやりと澄んだ空気に包まれた、
収穫後のブドウ畑は、祭りの後の静けさのような、ひっそりとした佇まい。

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整然と刈りそろえられた下草に、行儀よく並ぶブドウの木。
一見のどかな田園風景ではありますが、猪とのせめぎあいや
日々繰り返される地道な畑仕事があってこそ。

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大地と造り手の結晶ともいえる果実を放出し終えたブドウ畑は、
また来期に向けて、静かにエネルギーを蓄えているように見えました。

長くなりますので、続きはこちらから。
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by kokusan_fujimaru | 2011-10-02 15:34 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

ひめひこワインで素晴らしいロケーションのなかランチを終えて、
ふたたび山を下りて本日最後のワイナリーへ。

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古い町並みが情緒たっぷりな柏原市にある、
カタシモワイナリーを訪れました。

猛暑のなかの三軒目、さすがに畑を歩くのは大変かなと思ったのですが、
みなさん元気に畑のなかへ。棚仕立てのブドウ畑はちょうど日光を遮るかたちになり、
これで風でも吹き抜けてくれればずいぶん気持ち良かったのでしょうが。。。
やはりじっとしていても汗がにじんできます。

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ここでカタシモワイナリー高井社長が登場。大阪におけるワイン造りの歴史や、
ブドウ畑での一年の仕事の流れ、山梨とは異なる堅下甲州の特徴など、
明快な語り口で説明していただきました。

続きはこちらから
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by kokusan_fujimaru | 2011-08-02 20:32 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

大阪・南河内一帯のワイナリーをまわるワインツーリズム大阪。
あれからもう二週間が経ちました。

記憶があるうちにブログにアップしなければ・・・。
と気ばかり焦っていたのですが、いざ写真を見返してみると、
記憶が薄まるどころか、あの時の情景や感じたこと、匂いなどが
面白いように蘇ってくるんです。

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太陽を浴びながら、額に汗しながら、みんなで乾杯していただいた甲州ワイン。
ひめひこワイン照屋さんの、はにかむような笑顔と温かい人柄。
大阪平野を一望しながら、ロゼワインとともにいただいた、
マツケン食堂さんの特製ランチ。
冷製スープが美味しくて、お代わりもいただきました。。。

それでは、ひめひこワイン編スタートです。

続きはこちらから
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by kokusan_fujimaru | 2011-07-23 16:17 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

大阪はワイン産地?

山梨や北海道に比べると、まだまだ知名度は低いかもしれません。
しかし柏原、羽曳野、太子いわゆる南河内と呼ばれる一帯では、
100年以上も前からブドウ栽培が盛んでした。
(大正時代には山梨を抜いて全国一位だったとか!)

現在は都市化や農業従事者の高齢化に伴い、規模は縮小しましたが、
5つのワイナリーがそのエリアに集中しています。

電車で大阪中心部より40分足らず。
バスや車ならば南河内のワイナリーを効率よく回ることができます。
しかし小規模ワイナリーなどは訪問・見学もなかなか難しく、ルート案内や産地を
あげてのPRも少なく、近いようで遠かったワイン産地・大阪。

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今回、そんなワイン産地・大阪をもっと身近に感じていただこうと思い、
ミッシェル・ヴァン・ジャポネさん、マツケン食堂さん、
そして3つのワイナリーさんにご協力をいただいて、

ワインツーリズム大阪2011

を企画いたしました。

続きはこちらから
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by kokusan_fujimaru | 2011-07-13 20:02 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

先日、カタシモワイナリーさんにて、たこシャン(tako-Cham)の
デゴルジュマン作業をお手伝いさせていただきました。

ただもちろん、体験作業とかいったものではなく、仕事としてです。
お客様の口に直接入る製品の、最終工程に携わるわけですから、責任重大。
いつもとはまた違った緊張感のなか、作業に入らせていただきました。

デゴルジュマンとは、瓶内二次発酵の際に生じた澱を取り除く作業のこと。
ボトルを逆さまにして瓶口に澱を集め、不凍液につけて澱を凍らせ、
勢いよく栓を抜くことでボトルから澱を飛び出させます。

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この時のシュポンッ!という音が、工場内に心地よく響き渡ります。

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そして、少し減った分を同じたこシャンで補い、保存液を加えてから
瓶詰め。この分量のさじ加減で味が変わってしまうため、目盛を凝視し、
いつになく真剣な表情で取り組みます。
(向かい合って作業しているので、スタッフのあまりに真剣な眼差しに
ちょっとドキドキしました。。)

これだけの手間をかけて、ようやく一本のたこシャンが完成。
もちろんそれまでにもブドウ(デラウェア)の栽培、収穫、醸造と、
様々な人の手がかけられて、このスパークリングワインは生まれています。

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大阪のデラウェアから生まれた、たこ焼きのように気軽に楽しんでもらいたい
スパークリングワイン、たこしゃん(tako-Cham)。

パワースポットである大阪のブドウ畑が、ブドウ栽培農家さんが、そして
たこシャンを飲んだ人みんなが、元気になれれば。

250mlという小さなボトルのなかには、
たくさんの熱い想いが込められています。
ホントに、栓を抜いた時の飛び出しの勢いもすごかったです!

大阪のほんまもん、たこシャンをぜひご賞味ください。
(飲食店様のみでの提供とさせていただいています。)

→たこシャンが飲める店

Dai Aramaki
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by kokusan_fujimaru | 2011-06-08 14:40 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

合名山のブドウ畑から眺める、大阪の街と大阪の空。
近鉄日本橋から電車と徒歩でたった40分移動するだけで、
これだけの眺望が眼下に広がります。(急勾配の畑を上るのは大変ですが。。)

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先日、はじめて大阪にあるカタシモワイナリーを訪問させていただきました。
今までワインは飲んでましたし、高井社長にもお会いしたことがあります。
しかし、畑を歩き、醸造所を見て、そこで働く人から直接お話しを聞かせて頂き、
はじめて感じたことが、たくさんありました。

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More (続きはこちら)
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by kokusan_fujimaru | 2011-02-04 18:49 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

丹波ワイン

仲村わいん工房訪問の際
次は丹波ワインさんに行ってみればとのお声を頂き訪問する事に。

実は6月にも一度訪問しているんです
ただ、当日は警報がでるほどの大雨。
毎度の言い訳ですが畑の見学もそこそこだったのでその際はブログアップを見送っていました。
せっかく40種類!!もの葡萄を栽培してるんだから
収穫前に再訪してからアップしようと誓い家路に着くことに・・・・

丹波ワインHPはこちら

京都 丹波までは大阪から車で約1時間。
梅田から新御堂筋で箕面の山を越え亀岡まで
亀岡から京都縦貫道で終点の丹波ICを降りれば10分ほどでワイナリー。
今回は私(福井)の嫁さんに運転してもらい現地へ到着。毎度感謝!!

葡萄畑、醸造所、レストランにショップまで
観光地の要素、そして正直お土産ワインの印象が強かったワイナリー
・・・・・・勉強不足でした。。。。

特に甘口のドイツワインが流行った頃に植樹した樹齢30年
辛口のヴァイサーブルグンダー(ピノブラン)は秀逸です。

栽培、醸造担当、自称?クローンハンターこと責任者の末田さん(左)
社長の黒井さん(右)
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炎天下のなか畑をくまなく案内して頂きました。ありがとうございます。


丹波ワインさんの今年の収穫量はおおよそ60%減との事。
先日も山梨の生産者の方々とお話をする機会がありました
今年の収穫量の少なさ具合に驚く共に
過去に農業をしてみたいと軽い気持ちで思っていた自分が恥ずかしく思えます。
すみませんでした。。。。。私の精神力では到底無理です。


撮影した葡萄品種は37品種にも。
ワインとして販売しているものの他に試験栽培として行っているものが多数あります。
ピノグリ、セミヨン、シラー、ピノノワール、ピノグリ、ゲヴュルツトラミネール、ピノブラン、トレッビアーノ、ネッビオーロ、ランブルスコ、ピノムニエ、プティヴェルド、ガルガーネガ、シルヴァーナ、ヴィオニエ、カリニャン、マルヴェック、ローターグーテデル、山ソーヴィニヨン、ジンファンデル、ザラジェンジェ、シュナンブラン、アリゴテ、テンプニーリョ、メルロー、甲斐ノワール、ショイレーべ、アリアーニコ、コルテーゼ、タナ、ソーヴィニヨンブラン、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、シャルドネ、サンジョヴェーゼ……あれ?まだあったと思うのですが

全部は紹介しきれないのと今年は病気が酷くてあまり見せたくないなぁとおっしゃられていたので少しだけ画像を

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樹齢30年ヴァイサーブルグンダー

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シュペートブルグンダー(ピノノワール)現在はディジョンクローンも栽培。今後が楽しみ。



ご自身でクローンハンターと茶化して言ってましたが
ただ単に趣味で集めているわけではなく
より良いワイン造りの為、将来に財産を残していると感じ。

どんな葡萄がその土地に合うかどうか判断するには恐ろしい程の時間と手間がかかります。
沢山の葡萄を育てて10年、20年後にある程度の結果が出る
そう、いいワインを造るのに人の人生はあまりにも短すぎる・・・・・・

そして
来年には近くに新しい畑を開墾予定で倍の面積になるそう
まだ新しい品種を植えるつもりでしょうか?(笑)

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新しい畑に植樹予定のシュナンブラン。
何年後か、これから時間を要してやっとでき上がるであろう○○○○○○が楽しみ!!


ひと通りの品種は食したのでは?
特にヴィオニエが美味しかったそうです(笑)
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                                         E.FUKUI
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by kokusan_fujimaru | 2010-08-14 15:22 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

Nakamura Factory

継続は力なり!!

国内ワイナリー巡り第2弾は大阪府羽曳野市「仲村わいん工房」さんへ
果たしてどこまで続けれるでしょうか?(笑
近場から少しずつ頑張りますね。


初めて仲村さんのワインに出会ったのは5年程前。
とあるレストランでの食事も終盤
さぁそろそろ赤ワインでも…と思った矢先に突然
どうぞ!とワイングラスに注がれた濃い紫の液体が.....絶妙のタイミングでのブラインド(笑)

初めて経験する口当たりと香り、果実味
当時、ブドウ品種すらまったく分からず(笑
とりあえず南フランスの何かと答えたような記憶が。。。。
いまでもサービススタッフのあの嬉しそうな顔が忘れられません。
「大阪のメルロー 2002年です」と……..

今までずっと気になりながらも一度も訪問出来ず
いや、お一人でされてるのでお忙しいところにうかがうのもねぇ
さて、前置きが長くなりましたがやっとの訪問です。


前回うかがったカタシモワイナリーからは大和川を挟み南側の山間に位置します。
丘陵地に入るにつれあたりの農地は一面ブドウ畑に。
良さげな斜面がたくさんあり見ているだけで楽しい気持ちに
やっぱり産地を訪ねるのは楽しいです。
ただ、ほとんどの畑は食用ブドウ。


まずはテイスティングから。
事務所?は古い民家でおじいちゃんの家に来たような懐かしい雰囲気と香り。
白は甲州やデラウエアー、リースリングなどのブレンドが主体。
赤はカベルネソーヴィニヨン、メルロー、マスカットベリーAなど
ブレンドしたものや単一品種でもリリースされています。
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どのキュヴェも引っ掛かりがなくスルスルと喉の奥にワインが流れていきます。
ノンフィルターという理由だけではない
手造り感のある暖かさのある味わいに杯が進み話がとまりません。。。


たくさんテイスティングさせて頂きましたが
中でも特に気に入ったのはカベルネソーヴィニヨン。
(2005年と2009年のブレンド)←理由聴くのわすれてました。。。。
青さは感じずジャミーで柔らかいタンニン、スパイス感もあり
しっかり濃くも飲み続けれる味わい。

赤の単一品種のクラスにはどれも樽のニュアンスが感じられます。
ただ、木樽は一切使っていなかったハズ????
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いや、噂には聞いていましたが・・・初めて見るとやはり驚き。
ビールの生樽を熟成樽として使用しているところは他には無いのでは!?
ユニーク!!ここから窒素ガスで押し出し出荷前に瓶詰めするそうです。

で、樽のニュアンスは何処から来るかと言うと
発酵中に浮いてきた果皮等を沈める事が困難な時(人手不足の為)
落し蓋的に使っている蓋があるそうですが、それがオークで出来ているようです。
昨年まではほとんどの作業をお一人でされていたそう。
一人でワインを造る為の工夫がいたるところに見受けられます。


それでは畑に向かいましょう。
座談会情報交換が盛り上がり
時間も少なくなっていたので最も気になるメルロー、カベルネの畑へ
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急斜面の細い山道を軽トラックで駆け上がると

静かな谷に。
とても雰囲気のある畑。静かです
棚と垣根で仕立てたカベルネソーヴィニヨンとメルロー。
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樹齢は19年。現在では棚も垣根も同じくらいのクオリティーのブドウが出来るとの事。
除草剤なしボルドー液と硫黄合剤の使用、草刈のみ。
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砂地に粘土やその他いろいろなものが固まり石化?したものがゴロゴロと出てきます
衝撃を与えるとすぐに割れる柔らかいもので所有している他の畑と違いここだけの物。
特殊な土壌のようです。わかる人いませんか?仲村さんも解らないそうです。

小さな区画ですが畑を拡大する為に山頂に向かって少しづつ開墾中だそうです。
今後、量が増えていくことを切に願います。


最後に蔵
ホントに流す程度にしか見れず 残念。

こじんまりとしたスペースに
圧搾機や特注のプレス機
昔は使っていたワインを熱処理する釜や
コルクの打栓機などが所狭しと詰め込まれ実に農家的な雰囲気。

仲村現ニさん
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たくさんのお話を聴かせて頂けましたが もっともっとお話ししたかったです。
思考が柔軟で古い概念にとらわれず自分自身が美味しいと思えるワインを造る為に突き進む姿が素晴らしかったです。
私たちも見習わないとなぁとしみじみ感じた1日でした。

忙しい中、ご丁寧な対応ありがとうございました。
仲村さんと昨年入社の中村さん(紛らわしいのか会長と社長と呼んでました)
あとボランティアの方々だけで畑の手入れからなにやら本当に大変そう
完全に人手不足。
なんせ注文したこのワインは納期に2週間ほど時間がかかるとの事。
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近日入荷予定!!??


さて
次は仲村さん推薦の。。。。。。                             E.FUKUI
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by kokusan_fujimaru | 2010-04-18 19:07 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

カタシモワイナリー

以前よりずっと興味があり
今まで扱いたいと思いながらも
流通や価格、その他国産ワインをとりまく様々な状況の中、常に後回しにしてきた産地です。
(今を思えば私たちの勉強不足や重い腰が一番の問題だったかもしれません)

品質の向上、市場の変化はもちろん
生産者の意識の変化や海外組の帰国、世代交代など
ここ数年の変化のスピードはとても速く、かつ今後期待を持てる変化だと思います。
もちろん素晴らしいワインがすでに数多く生まれているのは周知の事実。

この国でワインショップをしながら
私達のセレクトに国産のワインが入っていない事に違和感や不自然さを感じていましたが
やっと少しずつご紹介できそうです。


まずは先日伺った地元・大阪は柏原市の「カタシモワイナリー」さんから


訪問に先立ち電話で予約を入れた際
山を1時間ほど歩きまわりますとの説明。
実際には2時間以上歩きまわったような気が・・・・
その間ずっと、休む間もなく堅下の歴史や栽培の事、土壌の事などたくさんお話し頂きました。
物を産み出すという事はあれくらいのバイタリティが必要なんだなぁと再確認。

畑は主に柏原の東側に広がる山の斜面に。
地勢としては南西向きです。
大阪では湿った空気が西もしくは南から流れてきます。
その湿った空気が大阪平野の東部の山にぶつかった時に山沿いは雨になるのですが
ここ堅下付近では南に大和川があるために湿った空気が山にぶつからず奈良の方に流れていき
他の山沿いと比べてもずいぶん降雨量が少ないそうです。

その他詳しくは羽山料理店のブログにて
こんなに説明してもらったら書かなくてもいいかなぁ


・・・・・じゃぁ許してもらえなさそうなので少しだけ・・・


とりあえず畑を見ましょうとの事
歴史を感じさせる住宅地を抜けるとブドウ畑が上の方まで・・・・
斜面下部
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樹勢の強い甲州は垣根で仕立てるのが難しいとの事。またせっかく棚があるんだから使わないともったいないでしょうとの事。どの樹も立派です樹齢25年ほど、これはデラウェアーだったかな。

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25年ほど前に高井さん自身が除草剤を散布中に病院に担ぎ込まれたことがある経験から畑での除草剤は使わず土を育てる事から始める。畑にはかなりの種類の植物が生息。剪定した枝を砕いたりブドウの搾りかすを畑にまき雑草などが生えにくくし、堆肥の代わりとして使用しています。

合名山の樹齢80年の古木(これほどの古木は日本に数本しかない)
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今回はわが娘も連れて行きましたがタンポポの多さにテンション上がるあがる(笑
急斜面もぐんぐん登ります。

斜面中部 合名山(ごうめいやま)の土壌
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表土が浅く石英質の土壌が地表に。

斜面上部
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開墾を始めたばかりの畑。
斜度35度ほどの急斜面に垣根仕立てで植樹中。

斜面上部から見下ろして
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画像じゃ伝わりにくい急こう配。下に見える住宅地までずっと斜面はブドウ畑。

昔の堅下の風景
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山の上部までぶどう畑。そういえば急こう配の畑を登るにつれ同行者とこんな会話を「あぁコート・ロティやぁ・・・」
最盛期は119件の栽培農家があり国内最大の収穫量があった時期も
現在では2件しか残っていないそうです。


さぁ山を下ってセラーに戻ります。

瓶内2次発酵にこだわる
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ピュピトルにささるスパークリングロゼ(デラウエアー/キャンベルアーリー)綺麗です。
ほのかに甘い香りとは裏腹にドライな仕上がり。

樽もたくさん。
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自家製の単式蒸留機。(国内のワイナリーで持っているところは数件のはず)
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グラッパもあります。

もっとも印象に残った
合名山甲州葡萄 2009
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香りの段階からミネラル感の強さを感じさせる。(あの石英質の土壌)
果実の厚みは少なくタイトな印象ながらも薄っぺらさは皆無。
自称ミネラル王子が香り嗅いだだけで唸っていました(笑

高井利洋社長とこの春に見習いから始めた娘の麻記子さん
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たくさんの説明、そしてわが娘の面倒ありがとうございました。

にしてもそっくりな親子だった。。。。。

高井さんにお会いして
西日本で最も歴史のあるワイナリー、規模も小さくないと聴いていたので
もう少し企業化したイメージがあったのですが.......
社長の人柄がよく出た非常に温かさを感じることのできるワイナリーでした。
メルローやカベルネ、シャルドネはもちろんリースリングやケルナーなど11種類のブドウを栽培。
現段階ではブドウ品種のセレクトや栽培、醸造において数多く試行錯誤を繰り返しているところといった感じ。
とにかく研究熱心でチャレンジ精神が旺盛な方というのが一番の印象。
今後、新しい試みの成果が非常に楽しみです。

次回は秋に伺いたいですね。。。。

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入荷してます。                                   E.FUKUI
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by kokusan_fujimaru | 2010-04-07 18:45 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)