Nakamura Factory

継続は力なり!!

国内ワイナリー巡り第2弾は大阪府羽曳野市「仲村わいん工房」さんへ
果たしてどこまで続けれるでしょうか?(笑
近場から少しずつ頑張りますね。


初めて仲村さんのワインに出会ったのは5年程前。
とあるレストランでの食事も終盤
さぁそろそろ赤ワインでも…と思った矢先に突然
どうぞ!とワイングラスに注がれた濃い紫の液体が.....絶妙のタイミングでのブラインド(笑)

初めて経験する口当たりと香り、果実味
当時、ブドウ品種すらまったく分からず(笑
とりあえず南フランスの何かと答えたような記憶が。。。。
いまでもサービススタッフのあの嬉しそうな顔が忘れられません。
「大阪のメルロー 2002年です」と……..

今までずっと気になりながらも一度も訪問出来ず
いや、お一人でされてるのでお忙しいところにうかがうのもねぇ
さて、前置きが長くなりましたがやっとの訪問です。


前回うかがったカタシモワイナリーからは大和川を挟み南側の山間に位置します。
丘陵地に入るにつれあたりの農地は一面ブドウ畑に。
良さげな斜面がたくさんあり見ているだけで楽しい気持ちに
やっぱり産地を訪ねるのは楽しいです。
ただ、ほとんどの畑は食用ブドウ。


まずはテイスティングから。
事務所?は古い民家でおじいちゃんの家に来たような懐かしい雰囲気と香り。
白は甲州やデラウエアー、リースリングなどのブレンドが主体。
赤はカベルネソーヴィニヨン、メルロー、マスカットベリーAなど
ブレンドしたものや単一品種でもリリースされています。
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どのキュヴェも引っ掛かりがなくスルスルと喉の奥にワインが流れていきます。
ノンフィルターという理由だけではない
手造り感のある暖かさのある味わいに杯が進み話がとまりません。。。


たくさんテイスティングさせて頂きましたが
中でも特に気に入ったのはカベルネソーヴィニヨン。
(2005年と2009年のブレンド)←理由聴くのわすれてました。。。。
青さは感じずジャミーで柔らかいタンニン、スパイス感もあり
しっかり濃くも飲み続けれる味わい。

赤の単一品種のクラスにはどれも樽のニュアンスが感じられます。
ただ、木樽は一切使っていなかったハズ????
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いや、噂には聞いていましたが・・・初めて見るとやはり驚き。
ビールの生樽を熟成樽として使用しているところは他には無いのでは!?
ユニーク!!ここから窒素ガスで押し出し出荷前に瓶詰めするそうです。

で、樽のニュアンスは何処から来るかと言うと
発酵中に浮いてきた果皮等を沈める事が困難な時(人手不足の為)
落し蓋的に使っている蓋があるそうですが、それがオークで出来ているようです。
昨年まではほとんどの作業をお一人でされていたそう。
一人でワインを造る為の工夫がいたるところに見受けられます。


それでは畑に向かいましょう。
座談会情報交換が盛り上がり
時間も少なくなっていたので最も気になるメルロー、カベルネの畑へ
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急斜面の細い山道を軽トラックで駆け上がると

静かな谷に。
とても雰囲気のある畑。静かです
棚と垣根で仕立てたカベルネソーヴィニヨンとメルロー。
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樹齢は19年。現在では棚も垣根も同じくらいのクオリティーのブドウが出来るとの事。
除草剤なしボルドー液と硫黄合剤の使用、草刈のみ。
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砂地に粘土やその他いろいろなものが固まり石化?したものがゴロゴロと出てきます
衝撃を与えるとすぐに割れる柔らかいもので所有している他の畑と違いここだけの物。
特殊な土壌のようです。わかる人いませんか?仲村さんも解らないそうです。

小さな区画ですが畑を拡大する為に山頂に向かって少しづつ開墾中だそうです。
今後、量が増えていくことを切に願います。


最後に蔵
ホントに流す程度にしか見れず 残念。

こじんまりとしたスペースに
圧搾機や特注のプレス機
昔は使っていたワインを熱処理する釜や
コルクの打栓機などが所狭しと詰め込まれ実に農家的な雰囲気。

仲村現ニさん
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たくさんのお話を聴かせて頂けましたが もっともっとお話ししたかったです。
思考が柔軟で古い概念にとらわれず自分自身が美味しいと思えるワインを造る為に突き進む姿が素晴らしかったです。
私たちも見習わないとなぁとしみじみ感じた1日でした。

忙しい中、ご丁寧な対応ありがとうございました。
仲村さんと昨年入社の中村さん(紛らわしいのか会長と社長と呼んでました)
あとボランティアの方々だけで畑の手入れからなにやら本当に大変そう
完全に人手不足。
なんせ注文したこのワインは納期に2週間ほど時間がかかるとの事。
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近日入荷予定!!??


さて
次は仲村さん推薦の。。。。。。                             E.FUKUI
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by kokusan_fujimaru | 2010-04-18 19:07 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

カタシモワイナリー

以前よりずっと興味があり
今まで扱いたいと思いながらも
流通や価格、その他国産ワインをとりまく様々な状況の中、常に後回しにしてきた産地です。
(今を思えば私たちの勉強不足や重い腰が一番の問題だったかもしれません)

品質の向上、市場の変化はもちろん
生産者の意識の変化や海外組の帰国、世代交代など
ここ数年の変化のスピードはとても速く、かつ今後期待を持てる変化だと思います。
もちろん素晴らしいワインがすでに数多く生まれているのは周知の事実。

この国でワインショップをしながら
私達のセレクトに国産のワインが入っていない事に違和感や不自然さを感じていましたが
やっと少しずつご紹介できそうです。


まずは先日伺った地元・大阪は柏原市の「カタシモワイナリー」さんから


訪問に先立ち電話で予約を入れた際
山を1時間ほど歩きまわりますとの説明。
実際には2時間以上歩きまわったような気が・・・・
その間ずっと、休む間もなく堅下の歴史や栽培の事、土壌の事などたくさんお話し頂きました。
物を産み出すという事はあれくらいのバイタリティが必要なんだなぁと再確認。

畑は主に柏原の東側に広がる山の斜面に。
地勢としては南西向きです。
大阪では湿った空気が西もしくは南から流れてきます。
その湿った空気が大阪平野の東部の山にぶつかった時に山沿いは雨になるのですが
ここ堅下付近では南に大和川があるために湿った空気が山にぶつからず奈良の方に流れていき
他の山沿いと比べてもずいぶん降雨量が少ないそうです。

その他詳しくは羽山料理店のブログにて
こんなに説明してもらったら書かなくてもいいかなぁ


・・・・・じゃぁ許してもらえなさそうなので少しだけ・・・


とりあえず畑を見ましょうとの事
歴史を感じさせる住宅地を抜けるとブドウ畑が上の方まで・・・・
斜面下部
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樹勢の強い甲州は垣根で仕立てるのが難しいとの事。またせっかく棚があるんだから使わないともったいないでしょうとの事。どの樹も立派です樹齢25年ほど、これはデラウェアーだったかな。

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25年ほど前に高井さん自身が除草剤を散布中に病院に担ぎ込まれたことがある経験から畑での除草剤は使わず土を育てる事から始める。畑にはかなりの種類の植物が生息。剪定した枝を砕いたりブドウの搾りかすを畑にまき雑草などが生えにくくし、堆肥の代わりとして使用しています。

合名山の樹齢80年の古木(これほどの古木は日本に数本しかない)
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今回はわが娘も連れて行きましたがタンポポの多さにテンション上がるあがる(笑
急斜面もぐんぐん登ります。

斜面中部 合名山(ごうめいやま)の土壌
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表土が浅く石英質の土壌が地表に。

斜面上部
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開墾を始めたばかりの畑。
斜度35度ほどの急斜面に垣根仕立てで植樹中。

斜面上部から見下ろして
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画像じゃ伝わりにくい急こう配。下に見える住宅地までずっと斜面はブドウ畑。

昔の堅下の風景
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山の上部までぶどう畑。そういえば急こう配の畑を登るにつれ同行者とこんな会話を「あぁコート・ロティやぁ・・・」
最盛期は119件の栽培農家があり国内最大の収穫量があった時期も
現在では2件しか残っていないそうです。


さぁ山を下ってセラーに戻ります。

瓶内2次発酵にこだわる
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ピュピトルにささるスパークリングロゼ(デラウエアー/キャンベルアーリー)綺麗です。
ほのかに甘い香りとは裏腹にドライな仕上がり。

樽もたくさん。
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自家製の単式蒸留機。(国内のワイナリーで持っているところは数件のはず)
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グラッパもあります。

もっとも印象に残った
合名山甲州葡萄 2009
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香りの段階からミネラル感の強さを感じさせる。(あの石英質の土壌)
果実の厚みは少なくタイトな印象ながらも薄っぺらさは皆無。
自称ミネラル王子が香り嗅いだだけで唸っていました(笑

高井利洋社長とこの春に見習いから始めた娘の麻記子さん
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たくさんの説明、そしてわが娘の面倒ありがとうございました。

にしてもそっくりな親子だった。。。。。

高井さんにお会いして
西日本で最も歴史のあるワイナリー、規模も小さくないと聴いていたので
もう少し企業化したイメージがあったのですが.......
社長の人柄がよく出た非常に温かさを感じることのできるワイナリーでした。
メルローやカベルネ、シャルドネはもちろんリースリングやケルナーなど11種類のブドウを栽培。
現段階ではブドウ品種のセレクトや栽培、醸造において数多く試行錯誤を繰り返しているところといった感じ。
とにかく研究熱心でチャレンジ精神が旺盛な方というのが一番の印象。
今後、新しい試みの成果が非常に楽しみです。

次回は秋に伺いたいですね。。。。

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入荷してます。                                   E.FUKUI
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by kokusan_fujimaru | 2010-04-07 18:45 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)