おいしいワインがあると聞けば、北は北海道から南は九州まで。一昔前までは日本のワインというと、山梨や長野をイメージされる方が多かったのですが、今や産地は東西南北に広がり、ここ九州でもおいしくて個性的なワインが造られています。

というわけで、新幹線とレンタカーを組み合わせた2泊3日の九州ワイナリー巡りへ出かけてきました!走行距離およそ1000kmに及んだ長い旅路の始まりは、名湯・由布院と別府に挟まれた安心院葡萄酒工房から。

さっそくワイナリー・・の前にまずは長旅の疲れを温泉で癒します。ワイナリーのすぐ近くにある安心院温泉は、地元の人たちの憩いの場のようなほのぼのとした共同浴場スタイル。眼下には安心院の街並みが広がり、手足を伸ばして「フーッ。」と大きなため息を。

汗を流したあとはいよいよワイナリー訪問。緑に包まれた穏やかなエントランスを抜けて施設内に入らせていただき、醸造担当の古屋さんにいろいろと設備を案内していただきました。

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フランスの樽メーカーから仕入れた各種新樽に、大きな発酵槽や圧搾機などが、ピカピカに磨かれて配置されていましたが、ある部屋の片隅には寸胴鍋のような小さな容器が、ひっそりと並べられていました。

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これらはまだ試験醸造段階のワインで、極少量だけ仕込まれたもの。大きなタンクで安定的においしいワインを供給する一方で、より個性をもった、よりオリジナルなワインを生み出すべく、日々研究に余念がありません。

ブランデーを製造するための、ピッカピカの蒸留器も。まるでロボットのような外観です。

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そして安心院葡萄酒工房といえば、スパークリングワインも看板商品のひとつです。長めの熟成期間により生まれる複雑な香りと柔らかい口当たり、優雅な余韻。日本のスパークリングワインのひとつの理想形といっても過言ではないでしょう。人の手を介してゆっくりとゆっくりと、丁寧に造られていました。

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原料となるブドウは大半が契約栽培農家からの購入ですが、ワイナリーの高台には自社畑も広がり、今後さらに拡充していくとのこと。今は垣根仕立てで上にビニールを被せているのですが、風が強いときには飛ばされる危険もあるとか・・。土壌との相性や気象条件をよく勘案して、よりベストな栽培方法を考えています、とのことでした。

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ブドウにとっては、決して十分に恵まれた環境とはいえないのですが、人々の知恵や工夫によって造られている日本のワイン。今後がさらに楽しみです。

次回は熊本へ!熊本ワイナリーの訪問レポートを行います。
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# by kokusan_fujimaru | 2010-10-27 18:18 | Comments(0)

丹波ワイン

仲村わいん工房訪問の際
次は丹波ワインさんに行ってみればとのお声を頂き訪問する事に。

実は6月にも一度訪問しているんです
ただ、当日は警報がでるほどの大雨。
毎度の言い訳ですが畑の見学もそこそこだったのでその際はブログアップを見送っていました。
せっかく40種類!!もの葡萄を栽培してるんだから
収穫前に再訪してからアップしようと誓い家路に着くことに・・・・

丹波ワインHPはこちら

京都 丹波までは大阪から車で約1時間。
梅田から新御堂筋で箕面の山を越え亀岡まで
亀岡から京都縦貫道で終点の丹波ICを降りれば10分ほどでワイナリー。
今回は私(福井)の嫁さんに運転してもらい現地へ到着。毎度感謝!!

葡萄畑、醸造所、レストランにショップまで
観光地の要素、そして正直お土産ワインの印象が強かったワイナリー
・・・・・・勉強不足でした。。。。

特に甘口のドイツワインが流行った頃に植樹した樹齢30年
辛口のヴァイサーブルグンダー(ピノブラン)は秀逸です。

栽培、醸造担当、自称?クローンハンターこと責任者の末田さん(左)
社長の黒井さん(右)
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炎天下のなか畑をくまなく案内して頂きました。ありがとうございます。


丹波ワインさんの今年の収穫量はおおよそ60%減との事。
先日も山梨の生産者の方々とお話をする機会がありました
今年の収穫量の少なさ具合に驚く共に
過去に農業をしてみたいと軽い気持ちで思っていた自分が恥ずかしく思えます。
すみませんでした。。。。。私の精神力では到底無理です。


撮影した葡萄品種は37品種にも。
ワインとして販売しているものの他に試験栽培として行っているものが多数あります。
ピノグリ、セミヨン、シラー、ピノノワール、ピノグリ、ゲヴュルツトラミネール、ピノブラン、トレッビアーノ、ネッビオーロ、ランブルスコ、ピノムニエ、プティヴェルド、ガルガーネガ、シルヴァーナ、ヴィオニエ、カリニャン、マルヴェック、ローターグーテデル、山ソーヴィニヨン、ジンファンデル、ザラジェンジェ、シュナンブラン、アリゴテ、テンプニーリョ、メルロー、甲斐ノワール、ショイレーべ、アリアーニコ、コルテーゼ、タナ、ソーヴィニヨンブラン、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、シャルドネ、サンジョヴェーゼ……あれ?まだあったと思うのですが

全部は紹介しきれないのと今年は病気が酷くてあまり見せたくないなぁとおっしゃられていたので少しだけ画像を

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樹齢30年ヴァイサーブルグンダー

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シュペートブルグンダー(ピノノワール)現在はディジョンクローンも栽培。今後が楽しみ。



ご自身でクローンハンターと茶化して言ってましたが
ただ単に趣味で集めているわけではなく
より良いワイン造りの為、将来に財産を残していると感じ。

どんな葡萄がその土地に合うかどうか判断するには恐ろしい程の時間と手間がかかります。
沢山の葡萄を育てて10年、20年後にある程度の結果が出る
そう、いいワインを造るのに人の人生はあまりにも短すぎる・・・・・・

そして
来年には近くに新しい畑を開墾予定で倍の面積になるそう
まだ新しい品種を植えるつもりでしょうか?(笑)

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新しい畑に植樹予定のシュナンブラン。
何年後か、これから時間を要してやっとでき上がるであろう○○○○○○が楽しみ!!


ひと通りの品種は食したのでは?
特にヴィオニエが美味しかったそうです(笑)
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                                         E.FUKUI
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# by kokusan_fujimaru | 2010-08-14 15:22 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

島根 奥出雲葡萄園

私(福井)がレストランで働いていた頃。そう4年程前でしょうか?
雑誌「料理通信」で鹿取みゆきさんが国産ワインのコラムを連載していたと記憶しています。
当時の私にはあまり耳にする事のない金井醸造所やボーペイサージュなど
個性的で情熱ある造り手を紹介、その美味しそうな表現を読む度に
あ~飲みたい! このワイン仕入れよう!と購入の参考になりました。

そして、どうやら国内で新しい動きがあるみたいだ。
きっと良いものが続々と出てくるに違いない!!
そう、それは私が国産ワインに目を向けるきっかけとなったコラムでした。

そんな中
奥出雲葡萄園の「小公子」というワインを紹介している記事を見つける事がありました。
詳しい内容は残念ながら失念。
とにかく飲みたい!という衝動にかられすぐに連絡したことは今でもはっきりと覚えています。
ただ、人気なうえに少量生産の為その時は手に入らず。

出会った時が飲み頃という大の怠け者の為に無理して探しあてることもせず
どんなブドウなんだろうと思いを馳せながらその日を待つ事に。
いつか出会えるだろうと・・・・・・


大阪~出雲まで
時間に余裕があれば高速バスという選択肢もあったのですが
安いプランを探せば飛行機とバスの価格差が宿泊代込みで5,000円程度だった事
バスだと5~6時間かかるという事で飛行機での移動を選択。
非常にアクセスが困難です。
2回目の訪問は車で行く事に、、、やっぱり遠いです(笑)

伊丹から出雲まで空路で約1時間
出雲空港から宿泊地の出雲市内まで空港バスで約40分
(後に松江にすれば良かったと思うことに)
ワイナリーは出雲市内から20kmほど山手に位置します。
電車での移動を考えますが
調べると乗り換えに恐ろしく時間がかかること事が判明
幸い同行者が他3名いたためにタクシーで移動することに。
移動時間約30~40分 片道6000円、一人当たり1,500円程度でなんとか済みました。
お酒を飲めない人を道連れにして車で訪問できれば良かったんですが
もちろんそんな人は見つからず酒飲みばかりで行くことに(笑)
4人で行けて本当によかった。。。。K夫妻、Kさん お付き合い頂いて感謝です。


奥出雲葡萄園 ワイナリーのHPはこちら

到着後
一通りのワインをテイスティング
お土産などを見た後に併設のレストランで昼食を取ることに。
畑を眺めながらの食事はとても気持ちよい時間
近くのOLさん?達が休憩時間の昼食に来ていたのも興味深かったです。

こういった施設がある事は昨今話題になりつつあるワインツーリズム
そして今後の日本におけるワイン文化との関係を考えた時に非常に重要な要素の一つかと思います。
ワイナリー同士が離れている産地は特にそれを感じます。


さて、食後はワイナリー長の安部紀夫さんに畑とセラーを見せていただく事に。
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安倍さんは国際品種での栽培、醸造で実績のある山梨の丸藤葡萄酒工業で研修をされ
出雲の地においてもシャルドネとカベルネソーヴィニヨン、メルロー
ソーヴィニヨンブランを中心に栽培しています。
とても物腰が柔らかく
それ口外しちゃって良いんですか?と思うほど大らかな方でした。(笑)

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3.2haの自社畑は花崗岩の崩壊土主体の土壌
(道路工事時に削って出てきた土が盛られたユニークな畑
)剪定は短梢H型(ダブル・ギュイヨの変形との事)、マンズレインカットという仕様。

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ブドウの木の上に傘を設けているにも関わらず今年はベト病がけっこうでています。

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うどんこ病にやられた後のカベルネ。
7月の時点で収穫量の30%はダウンとの事 恐ろしい話です。

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やっとお会いできました小公子。
山ブドウと何の交配品種かは今もわからないそうです。
写真はまだ4年生の葡萄。
古い樹齢の樹は少し離れた畑にあるとの事
今年からこのブドウも絞れるようで少し量が増やせるそうです。

清潔な醸造設備

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破砕、圧搾機や

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発酵タンク

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?????あれ泡造ってましたっけ????
瓶内2次醗酵 現在試行錯誤中だそうです。
しかし何かが足りないぞ。。。。。
楽しみにしています。
アレのスペース確保できましたか?(笑)

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半地下の熟成庫。


さて、今度こそ出会えるか!と思った小公子。
ワイナリーでは完売で試すことは叶わず。。。。。



あ~いつ飲めるんだろうかと落胆して帰阪か・・・・・と思いきや
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!!!!松江市内で入ったとあるワインバー。
「安部さんかの紹介だったのでこんなの好きかなと思いまして。最後の1本なんです。。。。」
と店主。

完全にあきらめていた私は同行者の同意を得る前に
「ありがとうございます!!飲みたかったんです!!ぜひ、それでお願いします!!」
と言ったような気が(汗) ホントに感謝感謝です。

小公子2008
紫、黒のまざりあった濃い色調にチェリージャムを連想させる甘さを持った香りに少しの樽香。
丸くふくよかな黒い果実と山ブドウを感じさせるほのかな青さがあります。
果実味と相対するソフトなタンニンで柔らかい液体がスルリと喉を通り
余韻に続く綺麗な酸が酸フェチの私の口内をぐんぐん刺激します。(笑)


濃いワインを飲む事が以前に比べて格段に減ってきた私ですが
不思議な味わいながら素直に旨い。

年産2,000本程。来年リリース分、買えるかなぁ。。。

奥出雲さんのワインは現在アンウッド シャルドネ2009が入荷中。
こちらも上品で美味です。
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                                  E.FUKUI
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# by kokusan_fujimaru | 2010-07-12 15:50 | Comments(0)

Nakamura Factory

継続は力なり!!

国内ワイナリー巡り第2弾は大阪府羽曳野市「仲村わいん工房」さんへ
果たしてどこまで続けれるでしょうか?(笑
近場から少しずつ頑張りますね。


初めて仲村さんのワインに出会ったのは5年程前。
とあるレストランでの食事も終盤
さぁそろそろ赤ワインでも…と思った矢先に突然
どうぞ!とワイングラスに注がれた濃い紫の液体が.....絶妙のタイミングでのブラインド(笑)

初めて経験する口当たりと香り、果実味
当時、ブドウ品種すらまったく分からず(笑
とりあえず南フランスの何かと答えたような記憶が。。。。
いまでもサービススタッフのあの嬉しそうな顔が忘れられません。
「大阪のメルロー 2002年です」と……..

今までずっと気になりながらも一度も訪問出来ず
いや、お一人でされてるのでお忙しいところにうかがうのもねぇ
さて、前置きが長くなりましたがやっとの訪問です。


前回うかがったカタシモワイナリーからは大和川を挟み南側の山間に位置します。
丘陵地に入るにつれあたりの農地は一面ブドウ畑に。
良さげな斜面がたくさんあり見ているだけで楽しい気持ちに
やっぱり産地を訪ねるのは楽しいです。
ただ、ほとんどの畑は食用ブドウ。


まずはテイスティングから。
事務所?は古い民家でおじいちゃんの家に来たような懐かしい雰囲気と香り。
白は甲州やデラウエアー、リースリングなどのブレンドが主体。
赤はカベルネソーヴィニヨン、メルロー、マスカットベリーAなど
ブレンドしたものや単一品種でもリリースされています。
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どのキュヴェも引っ掛かりがなくスルスルと喉の奥にワインが流れていきます。
ノンフィルターという理由だけではない
手造り感のある暖かさのある味わいに杯が進み話がとまりません。。。


たくさんテイスティングさせて頂きましたが
中でも特に気に入ったのはカベルネソーヴィニヨン。
(2005年と2009年のブレンド)←理由聴くのわすれてました。。。。
青さは感じずジャミーで柔らかいタンニン、スパイス感もあり
しっかり濃くも飲み続けれる味わい。

赤の単一品種のクラスにはどれも樽のニュアンスが感じられます。
ただ、木樽は一切使っていなかったハズ????
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いや、噂には聞いていましたが・・・初めて見るとやはり驚き。
ビールの生樽を熟成樽として使用しているところは他には無いのでは!?
ユニーク!!ここから窒素ガスで押し出し出荷前に瓶詰めするそうです。

で、樽のニュアンスは何処から来るかと言うと
発酵中に浮いてきた果皮等を沈める事が困難な時(人手不足の為)
落し蓋的に使っている蓋があるそうですが、それがオークで出来ているようです。
昨年まではほとんどの作業をお一人でされていたそう。
一人でワインを造る為の工夫がいたるところに見受けられます。


それでは畑に向かいましょう。
座談会情報交換が盛り上がり
時間も少なくなっていたので最も気になるメルロー、カベルネの畑へ
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急斜面の細い山道を軽トラックで駆け上がると

静かな谷に。
とても雰囲気のある畑。静かです
棚と垣根で仕立てたカベルネソーヴィニヨンとメルロー。
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樹齢は19年。現在では棚も垣根も同じくらいのクオリティーのブドウが出来るとの事。
除草剤なしボルドー液と硫黄合剤の使用、草刈のみ。
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砂地に粘土やその他いろいろなものが固まり石化?したものがゴロゴロと出てきます
衝撃を与えるとすぐに割れる柔らかいもので所有している他の畑と違いここだけの物。
特殊な土壌のようです。わかる人いませんか?仲村さんも解らないそうです。

小さな区画ですが畑を拡大する為に山頂に向かって少しづつ開墾中だそうです。
今後、量が増えていくことを切に願います。


最後に蔵
ホントに流す程度にしか見れず 残念。

こじんまりとしたスペースに
圧搾機や特注のプレス機
昔は使っていたワインを熱処理する釜や
コルクの打栓機などが所狭しと詰め込まれ実に農家的な雰囲気。

仲村現ニさん
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たくさんのお話を聴かせて頂けましたが もっともっとお話ししたかったです。
思考が柔軟で古い概念にとらわれず自分自身が美味しいと思えるワインを造る為に突き進む姿が素晴らしかったです。
私たちも見習わないとなぁとしみじみ感じた1日でした。

忙しい中、ご丁寧な対応ありがとうございました。
仲村さんと昨年入社の中村さん(紛らわしいのか会長と社長と呼んでました)
あとボランティアの方々だけで畑の手入れからなにやら本当に大変そう
完全に人手不足。
なんせ注文したこのワインは納期に2週間ほど時間がかかるとの事。
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近日入荷予定!!??


さて
次は仲村さん推薦の。。。。。。                             E.FUKUI
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# by kokusan_fujimaru | 2010-04-18 19:07 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)

カタシモワイナリー

以前よりずっと興味があり
今まで扱いたいと思いながらも
流通や価格、その他国産ワインをとりまく様々な状況の中、常に後回しにしてきた産地です。
(今を思えば私たちの勉強不足や重い腰が一番の問題だったかもしれません)

品質の向上、市場の変化はもちろん
生産者の意識の変化や海外組の帰国、世代交代など
ここ数年の変化のスピードはとても速く、かつ今後期待を持てる変化だと思います。
もちろん素晴らしいワインがすでに数多く生まれているのは周知の事実。

この国でワインショップをしながら
私達のセレクトに国産のワインが入っていない事に違和感や不自然さを感じていましたが
やっと少しずつご紹介できそうです。


まずは先日伺った地元・大阪は柏原市の「カタシモワイナリー」さんから


訪問に先立ち電話で予約を入れた際
山を1時間ほど歩きまわりますとの説明。
実際には2時間以上歩きまわったような気が・・・・
その間ずっと、休む間もなく堅下の歴史や栽培の事、土壌の事などたくさんお話し頂きました。
物を産み出すという事はあれくらいのバイタリティが必要なんだなぁと再確認。

畑は主に柏原の東側に広がる山の斜面に。
地勢としては南西向きです。
大阪では湿った空気が西もしくは南から流れてきます。
その湿った空気が大阪平野の東部の山にぶつかった時に山沿いは雨になるのですが
ここ堅下付近では南に大和川があるために湿った空気が山にぶつからず奈良の方に流れていき
他の山沿いと比べてもずいぶん降雨量が少ないそうです。

その他詳しくは羽山料理店のブログにて
こんなに説明してもらったら書かなくてもいいかなぁ


・・・・・じゃぁ許してもらえなさそうなので少しだけ・・・


とりあえず畑を見ましょうとの事
歴史を感じさせる住宅地を抜けるとブドウ畑が上の方まで・・・・
斜面下部
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樹勢の強い甲州は垣根で仕立てるのが難しいとの事。またせっかく棚があるんだから使わないともったいないでしょうとの事。どの樹も立派です樹齢25年ほど、これはデラウェアーだったかな。

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25年ほど前に高井さん自身が除草剤を散布中に病院に担ぎ込まれたことがある経験から畑での除草剤は使わず土を育てる事から始める。畑にはかなりの種類の植物が生息。剪定した枝を砕いたりブドウの搾りかすを畑にまき雑草などが生えにくくし、堆肥の代わりとして使用しています。

合名山の樹齢80年の古木(これほどの古木は日本に数本しかない)
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今回はわが娘も連れて行きましたがタンポポの多さにテンション上がるあがる(笑
急斜面もぐんぐん登ります。

斜面中部 合名山(ごうめいやま)の土壌
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表土が浅く石英質の土壌が地表に。

斜面上部
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開墾を始めたばかりの畑。
斜度35度ほどの急斜面に垣根仕立てで植樹中。

斜面上部から見下ろして
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画像じゃ伝わりにくい急こう配。下に見える住宅地までずっと斜面はブドウ畑。

昔の堅下の風景
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山の上部までぶどう畑。そういえば急こう配の畑を登るにつれ同行者とこんな会話を「あぁコート・ロティやぁ・・・」
最盛期は119件の栽培農家があり国内最大の収穫量があった時期も
現在では2件しか残っていないそうです。


さぁ山を下ってセラーに戻ります。

瓶内2次発酵にこだわる
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ピュピトルにささるスパークリングロゼ(デラウエアー/キャンベルアーリー)綺麗です。
ほのかに甘い香りとは裏腹にドライな仕上がり。

樽もたくさん。
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自家製の単式蒸留機。(国内のワイナリーで持っているところは数件のはず)
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グラッパもあります。

もっとも印象に残った
合名山甲州葡萄 2009
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香りの段階からミネラル感の強さを感じさせる。(あの石英質の土壌)
果実の厚みは少なくタイトな印象ながらも薄っぺらさは皆無。
自称ミネラル王子が香り嗅いだだけで唸っていました(笑

高井利洋社長とこの春に見習いから始めた娘の麻記子さん
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たくさんの説明、そしてわが娘の面倒ありがとうございました。

にしてもそっくりな親子だった。。。。。

高井さんにお会いして
西日本で最も歴史のあるワイナリー、規模も小さくないと聴いていたので
もう少し企業化したイメージがあったのですが.......
社長の人柄がよく出た非常に温かさを感じることのできるワイナリーでした。
メルローやカベルネ、シャルドネはもちろんリースリングやケルナーなど11種類のブドウを栽培。
現段階ではブドウ品種のセレクトや栽培、醸造において数多く試行錯誤を繰り返しているところといった感じ。
とにかく研究熱心でチャレンジ精神が旺盛な方というのが一番の印象。
今後、新しい試みの成果が非常に楽しみです。

次回は秋に伺いたいですね。。。。

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入荷してます。                                   E.FUKUI
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# by kokusan_fujimaru | 2010-04-07 18:45 | ワイナリー訪問記(国内) | Comments(0)