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九州ワイナリー巡り ~宮崎・都農ワイナリー~

シトシトと雨が降るなか、南国系の植物がたくさん植わっている国道10号線を、延岡からさらに南へ。九州ワイナリーツアー3軒目は、宮崎県都農市にある都農ワイナリーを訪れました。

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「ようこそ、おいで下さいました。」快活な笑顔で明るく迎えてくださったのは、工場長の小畑さん。北海道出身、南米ブラジルでワイン造りに携わったあと、縁もゆかりもない都農へ来たという異色の経歴をお持ちで、その時の苦労話などを交えながら、低温に保たれた樽貯蔵庫を案内していただきました。樽発酵や樽熟成中のワインがゆっくりと眠っています。

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そして小雨が降るなか畑へ。最初は垣根仕立てにこだわっていたという畑ですが、経験を積んでいくうちに、高温多湿なこの土地には、風通しをよくするため棚仕立てが適していると判断し方向転換。ありのままの生態系をなるべくいじらない形で、収穫が終わった畑は一面草に覆われていました。

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美味しいブドウは鳥たちも見逃さないため、防鳥ネットもあちこちに。

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機械いじりが大好きという小畑さんは、新しい醸造設備の導入にも意欲的です。真新しい蒸留機を前に屈託のない笑顔で「いつかこれで、自分の大好きなグラッパを造ってみたいんです。」と語ってくれました。

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こちらは栽培から醸造まで、現場の責任者として携わっている赤尾さん。最新式の醸造設備にも精通しており、小畑さんから厚い信頼を得ています。

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お昼にはワイナリー併設のカフェで、宮崎名物チキン南蛮をいただきながら、キャンベルのロゼを。自家製タルタルソースをまぶしたジューシーな宮崎鶏に、宮崎のブドウで造ったロゼワインがピタッとはまっていて、思わず笑みがこぼれる組合せ。「ワインは風土を映す地酒である」という言葉が、すっと胸に入ってきました。

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年間降雨量は平均的なワイン産地の900mlよりかなり多く、年によっては3000mlを越えることも。土壌にはミネラル分が少なく、収穫時期には台風が襲来・・・と悪条件のオンパレード。しかしだからこそ「醸造家として挑戦のしがいがありそうだと思う自分もいた」と語ってくれたのは小畑工場長。

様々なハンディを乗り越えて、ワイナリーの仲間、ブドウ栽培農家、そして地域の人々と協力して造り上げていく、都農の風土を映すワインたち。テイスティングをしていて、一本筋の通った温かさ、優しさみたいなものを感じました。

~九州ワイナリー巡り~ レポート終了


★イベント告知★
12月4日、都農ワイナリーから工場長・小畑氏をお迎えしての、メーカーズディナーを開催いたします!
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by kokusan_fujimaru | 2010-11-22 17:12