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カレーうどん@JUN大谷製麺処さん

左手に持ったレンゲを丼のなかに沈め、まずはカレーをひとすすり。
出汁の旨みが広がり、まろやかなコクが舌を包み、そして後から追いかけて来る
爽やかな辛み。

およそカレーうどんというものに期待し得る要素がすべて提示された満額回答。
間髪入れず箸を持つ右手にも力を入れ、今度はうどんを手繰り寄せてみました。
モチっとした柔らかさがありながらしっかりと押し返してくる弾力と活力。
味覚と嗅覚と触覚を同時に刺激され、
もう無我夢中でルーティンワークを繰り返すのがやっと。

なんばから四ツ橋筋を西にわたり、JR難波駅にほど近いJUN大谷製麺処さん。

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やっぱり、最初に感じた出汁の旨み。これで勝負ありでした。
大阪でこれだけカレーうどんが愛される理由が、この一杯で分かったような気がします。

出汁の旨み。あたりまえすぎて普段あまり意識しないのかもしれませんが、
私たち日本人にとって日本の食卓には欠かせない存在だと思います。

ぐいぐいと前に出てきて声高に主張するのではなく、
半歩後ろをついて歩くように、ふりむけばそこにある存在。
素材の良さを引き出し、素材を支え、料理全体を上品にまとめる引き立て役。

ワインも、そんな出汁のような味わいのものはいかがでしょうか。
きっと食卓をより和やかにしてくれることでしょう。

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山梨は甲斐ワイナリーのトップキュベ、キュベかざま甲州辛口2012
樹齢60年ほどの古樹から収穫した甲州。力強く綺麗な酸と充実した旨み。
魚やお野菜はもちろん、塩で焼いた鶏肉などにも。

ロゼはフランス・ロワールから。ブノワ・クロー/エグランタン・ロゼロワール。
黄色いバラや梅、トマトのコンフィチュールを思わせる軽快な香り。
微発泡が心地よく体になじむ、じんわり系。

そして山梨はシャトー酒折のマスカットベリーAキュヴェイケガワ
熟した赤系果実の味わいが程よく樽の香味と調和し、長くまろやかな
余韻へと誘ってくれます。ラズベリー風味の奥にある、梅っぽさや
キノコっぽさを感じさせる奥ゆかしい旨み。カツオのたたきや
マグロぶつなどいかがでしょう。

夜はずいぶんと冷え込んできた10月半ば。くたくたに煮込んだ
大根のおでんでもつつきながら、おうちでゆっくりワインをどうぞ!

Dai Aramaki
by kokusan_fujimaru | 2013-10-17 18:28 | なんば心斎橋ランチ情報